50代の看護師の転職事情

ミドル世代の看護師必見!長く仕事を続けるなら

今から転職しても決して手遅れではない50代

50代になっても、看護師としてのこれまでの経験を活かして働ける職場に転職することは可能です。

今から転職しても決して手遅れではない50代

50代でも大丈夫

ミドル世代の中でも、50代での転職は特に難しいと考えている人もいるでしょう。今からでは手遅れだと諦めている人もいるかもしれません。しかし、実際には50代になっても活躍している看護師は多くいます。2018年度に厚生労働省が発表した衛生行政報告例によれば、50代の看護師は約23万人います。また、就業している看護師全体の約1/4は50代以上の看護師であることも分かっています。さらに、2002年からの10年間で50代の看護師は約1.9%も就業者数が増加しており、多くの人が想像するよりも転職の難易度は低い状況です。
ただし、実際に転職してから何らかの悩みが発生するケースもあります。新しい仕事や体力的な衰えなどを理由に、転職をためらっている人もいるでしょう。確かに、看護師の仕事は体力的・精神的な消耗が激しい傾向にあります。しかし、50代の看護師だからこその経験や知識が役立つ場面が多いのも事実です。最新の医療について勉強する必要はありますが、それを乗り越えれば貴重な戦力として活躍できるはずです。

50代だからこその強み

50代の看護師の強みとしてまず挙げられるのが、臨床経験が豊富な点です。様々な診療科の患者への対応の仕方や急変時における処置の方法など、幅広い知識と経験を有しています。いざという時の判断力や対応の早さも身についているので、現場では頼りにされるでしょう。こういった経験は、特に若い看護師が多い現場において重宝されます。転職活動においても、これまでの経験をアピールしていきましょう。
転職後は、管理業務を任される可能性が高くなります。看護師の仕事は患者への対応だけではありません。若い世代への教育やシフト管理、業務の進捗管理、業務改善化の提案など、職場の環境を整えるための取り組みも求められます。その点、現場のことを熟知している50代の看護師は貴重な戦力になります。看護部長や看護師長、看護主任など、職位は職場によって異なりますが、転職をきっかけに管理職に就けるかもしれません。
また、初めての作業や慣れない業務に悩んでいる若い世代のお手本になれる点も、現場にとっては大きなメリットとなります。ベテランの看護師が現場に1人いるだけで、どうすればいいかを聞くことができ、結果的に業務がスムーズに回ります。管理職に興味がない人でも、若い世代の看護師と円滑にコミュニケーションを取りながら働くことができれば、その職場にとっては貴重な存在となります。直接的な関りが少なくても、普段仕事をしている自分の姿を見て学んでくれることもあるでしょう。

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